私がこれまでアンティークジュエリーの修理を依頼してきたジュエリー職人は、私が出会った職人の中で一番の技術を持つ方です。無理かもしれないと思ったジュエリーも完璧に修理して下さり、再生して頂きました。その過程は感動的でした。
今回、レアムのジュエリーはその職人に制作して頂くことにしました。石を使ったジュエリーは石に合わせた型を作り、型抜きし量産するのが一般的ですが、レアムのジュエリーは石に合わせて一つずつ型（石座）を職人に手作業で制作して頂きました。型抜きでは出せない温かさと繊細さを備えたジュエリーとなりました。それは手作業の工程の多かった、アンティークジュエリーの持つ温かさと似ています。
石を包む爪は手作業ならではだから出来る洗練されたシャープなデザインを、石座は強度を保ちつつ極限まで薄くし、重さを感じない作りにしました。

1800年代のイギリスではコインをジュエリーにする文化がありました。アンティークジュエリーの買い付けをしていてアンティークコインの美しさに魅了され、レアムでもアンティークコインを使ってジュエリーを作りたいと思いました。
それぞれのコインに合わせ石を買い付けし、職人に手作業で制作して頂き、一点物のジュエリーが完成しました。

素材
18金ゴールド、ルペライト、カイヤナイト、1882年イギリス製アンティークコイン、ネオンカラーアパタイト、ルビー、ゴールデンベリル、クロムダイオブサイト

長さ
最大40cm
アジャスター付きでチェーンの長さは調整できます。チョーカーにも、ネックレスにもできます。